2023年2月17日から月刊ウルトラジャンプにて連載開始となったジョジョの第9部「The JOJO Lands(ジョジョランズ)」。
本記事では「The JOJO Lands(ジョジョランズ)」の第13話のあらすじを紹介しています。気軽にスマホでジョジョランズの物語を読みたい方は、是非最後までご覧ください♪
ちなみに前回の第12話のあらすじについて知りたい方は、以下のリンク先からご覧ください♪
第12話以前のストーリーを知りたい方は、以下のそれぞれのリンクから確認できます。
▶第1話 あらすじ◀
▶第2話 あらすじ◀
▶第3話 あらすじ◀
▶第4話 あらすじ◀
▶第5話 あらすじ◀
▶第6話 あらすじ◀
▶第7話 あらすじ◀
▶第8話 あらすじ◀
▶第9話 あらすじ◀
▶第10話 あらすじ◀
▶第11話 あらすじ◀
第13話では、主人公 ジョディオの兄 ドラゴナ・ジョースターが14歳のときに起こった「理不尽」、「不条理」な出来事と、それをきっかけとして出会った現ボス メリル・メイ・チーが、
金目のモノを引き寄せる謎の「溶岩」が流れ落ちた場所「ファラライ山」の所有権と、ファラライ山を所有しているインフラ整備会社『HOWLER(ハウラー)』を、溶岩の能力を使って自分のモノにしようと企む様子が描かれています。
第13話 あらすじ
第13話の冒頭は、ドラゴナ・ジョースター14歳の身に起こった「理不尽」で「不条理」な出来事から始まります。
ドラゴナ(14歳)に起こった「不条理」な出来事
学校の体育の授業シーンで、ドラゴナはある同級生に目を付けられます。
▼ドラゴナに攻め寄る同級生。
そんなある日、帰宅の通学バスの中で空いている席を見つけたドラゴナでしたが、その席は体育の授業で「ブッ殺すぞ!」と睨まれたあの同級生の席でした。
座った席に置いてあった、その同級生のアイスクリームを気づかずに踏んでしまったドラゴナは、さらに詰め寄られ…
▼ドラゴナの体を面白がって執拗に触ってくる同級生。
▼度が行き過ぎた同級生がバッグから取り出したのは「ビューラー」。
バスの中で同級生たちに羽交い絞めにされたドラゴナは、ビューラーで左の乳頭(にゅうとう)を挟まれる屈辱的な行為を受けます。
と、その時。バスの天井から一滴の水滴が…。
水滴はドラゴナを辱めるいじめっ子の額(ひたい)にポタリと落ちます。
と同時に、その様子を背後からジッと見ている少年に気づくいじめっ子。
その少年は当時、小学生だったジョディオ・ジョースター。いじめられている兄 ドラゴナの様子を観察していたようです。
“兄を迎えに来た“と、ドラゴナに向かって「バスを降りて一緒に帰ろう」というジョディオに対し、“キモイ” と言い放ついじめっ子。
すると、バスの天井から彼女の額に落ちた水滴は、そのまま右の瞼(まぶた)に落ち、
彼女の右目のマスカラのまつ毛を「ベリッ!」と突き破ります。
水滴が右目のまつ毛を貫通した痛みで、悲鳴をあげるいじめっ子。水滴による攻撃主はジョディオです。
いじめられていることを認めない兄ドラゴナですが、毎晩 ベッドでうなされているドラゴナの姿を知っているジョディオにとって、兄が不条理に苦しんでいるのは耐えられません。
そんなある日。ジョディオは兄 ドラゴナをいじめる者に対し、『復讐』することを決意します。
ジョディオの復讐劇は、帰宅時のスクールバス内にて決行されます。
帰宅時のスクールバスに乗り込む生徒たち。そこにはドラゴナを虐めた首謀者がいます。
ジョディオは「11月の雨(ノーベンバー・レイン)」のスタンド能力を使い、運転席のレバーに水滴を垂らし、その重みでレバーを操作し、いじめっ子たちをバスの中に閉じ込め「火」を放ちます。
▼火が放たれたバスの車内で泣き叫ぶ20人の生徒の様子を、外で冷静に見つめるジョディオ。
この場面から、ジョディオの人格が「冷酷非情」で、「サイコパス」な一面があることに気づかされます。
一方で、一羽のインコがバスの中に閉じ込められていることに気づき、インコを助けようと「11月の雨(ノーベンバー・レイン)」の能力で、バスに雨を降らせて火を消すジョディオ。狂気の中に優しい部分があることが垣間見えます。
場面は変わり、ジョディオ家のリビングの様子。
▲ドラゴナが学校を休んでいるときに起こったバスの小火騒ぎの事件の話を、母バーバラが夫(=ジョディオとドラゴナの父)にしている中、
弟 ジョディオが自分のために起こした事件であることに気づいたドラゴナは、「ありがとう」とジョディオに告げるとともに、このことは“絶対に誰にも話してはいけない”とジョディオと固い約束を交わします。
▼いじめっ子から付けられた胸の傷口を「ザ・スムース・オペレイターズ」のスタンド能力を使い、スプーンに移動させるドラゴナ。
こうしてジョディオとドラゴナは、ドラゴナが14歳のときに起こったこの「理不尽」で「不条理」な出来事を機に、それぞれのスタンド能力を発動させ知ることとなります。
『理不尽』で『不条理』な出来事は
なぜ起こるのだろう…
そんな出来事が心を破壊してしまうことは
「許される」べきことなのか?
今回の出来事でドラゴナの心を救ったジョディオは、そんなことを常に考えているようです。
そして、ジョディオが起こした事件は思わぬ事態を引き起こしてしまいます。
それは、ジョディオ家の不幸の始まりでした。
スクールバスの事件が原因で、そのバスの保険会社に勤めていたジョディオの父は、会社が多額の保険金の支払いの責任を押し付けられ、会社をクビになってしまいます。
解雇されたジョディオの父は、ジョディオ家を出て行ってしまいます。
家を出て行った父、その後のジョディオ家の家計は、電話料金や納税支払いの督促通知がたまり、たちまち困窮。
ドラゴナはこうなってしまった原因を、
“只の『不条理』な出来事だった…”
“自分のせいとはしないように”
と、ジョディオに言い聞かせます。
メリル・メイ・チーとの出会い
そんな不条理な出来事が原因で、不幸に見舞われたジョディオとドラゴナの目の前に「メリル・メイ・チー」が現れます。
「メリル・メイ・チー」は、ジョディオとドラゴナが通う学校の校長であり、のちに裏社会に手を染める二人のボスとなります。
メリル・メイ・チーは、ジョディオとドラゴナの母親 バーバラ・ジョースターが学費も払えないほど困窮していることを知っており、二人に裏社会の話を持ち掛けます。
ドラゴナが14歳、ジョディオが11歳のときの出来事でした。
メリル・メイ・チーの野望
場面は一転し、「溶岩」を手にしたメリル・メイ・チーの部屋。
13話からの話の流れで、ジョディオらは「溶岩」のことに詳しいチャーミングマンに、「溶岩」のことについてボス(メリル・メイ・チー)に説明するように言います。
チャーミングマンは「溶岩」について知っていることを語り出します。
チャーミングマンが溶岩について語ったことは以下の10つ。
- 「溶岩」が流れ落ちた場所。
- 「溶岩」がある場所を所有している会社名。
- 「溶岩」がある場所は立入禁止。
- 「溶岩」がある場所で消えた弟と溶岩の関係性。
- 弟のことを詮索しようとすると必ず邪魔が入る。
- 岸辺露伴が「溶岩」を調べていたこと。
- 岸辺露伴が見つけた溶岩は2つだけ。
- 溶岩の1つは破壊され、今は1つだけ。
- 溶岩は「破片(はへん)」である。
- もっと大きな溶岩がある可能性大。
「溶岩」が流れ落ちた場所
チャーミングマンはその「溶岩」を、ハワイ島のファラライ山の『西の斜面』で発見したと語ります。
ファラライ山の西の斜面には“溶岩チューブ”があり、その溶岩はその溶岩チューブの中を流れて、地上に落ちたと思われます。
“溶岩チューブ”とは、火山が噴火し流れ出した溶岩が形成した洞窟(どうくつ)のことで、ハワイ島にある有名な火山には、実際に存在する溶岩洞(とうがんどう)です。
ここで妄想するのは、ジョジョの奇妙な冒険 第2部の最強の敵「カーズ」が迎えた最後の場面。
エイジャの赤石を手に入れたカーズは、完成した石仮面をかぶり、ついに太陽の光を克服、「究極の生命体」へと進化を遂げましたが、最期は火山の噴火で宇宙に放り出されました。
(ちなみに、このときカーズを吹き飛ばした火山はハワイ島ではなく、イタリアのヴォルガノ島でした。)
このようにジョジョの奇妙な冒険の物語にとって、「火山」は昔から重要な場所を表します。
「溶岩」が流れ落ちた場所を所有する『HOWLER(ハウラー)』
金目のものを引き寄せる力をもつ「溶岩」が流れた落ちた場所は、インフラ整備会社の『HOWLER(ハウラー)』という会社が所有しているよう。
そして、HOWLER(ハウラー)が所有している溶岩が流れ落ちた場所は「立入禁止区域」に指定されているようで、
チャーミングマンは弟 マウカがその場所で失踪してしまったことと「溶岩」と「溶岩チューブ」には何か関係があるのではないかと、考えています。
さらに、HOWLER(ハウラー)が所有している立入禁止区域の土地(=溶岩が流れ落ちたファラライ山の西の斜面)のことを調べようとすると必ず「邪魔が入る」と、チャーミングマンは語ります。
弟の失踪のことを調べさせまいとする“妨害(ぼうがい)”を「不条理(ふじょうり)」と発したウサギ・アロハオエに反応するジョディオ。
岸辺露伴が「溶岩」を調べている。
ファラライ山の西の斜面の土地で、“紙幣”を地表にバラ撒く岸辺露伴の姿を目撃したチャーミングマンは、「溶岩」について岸辺露伴が何か調べていると感づきます。
岸辺露伴はおそらく、「溶岩」がその土地のどこかにあると推測し、紙幣をバラ撒き、紙幣が引き寄せられる場所、つまり「溶岩」のある場所を突き止めようとしていたと思われます。
このことから、岸辺露伴が「溶岩」がなぜ金目のモノを引き寄せる力があるのか?について調べていることは確実であるものの、そもそも岸辺露伴が「溶岩」の存在について知ることになった最初のきっかけについては、謎のままです。
岸辺露伴が最初に「溶岩」に触れることになったきっかけは、今後の物語のどこかで必ず語られることになるのでしょうが、それはおそらく再びジョディオたちが岸辺露伴と出会う時であろうと思われます。
岸辺露伴が見つけた溶岩は「2つ」だけ。
続けてチャーミングマンはメリル・メイ・チーに、岸辺露伴が持っていた「溶岩」は2つ、そのうち1つは破壊されたため、今は1つしかないと告げます。
2つしかない貴重な溶岩のうち、1つを破壊したのは、ジョディオ。(詳しくは第5話をご覧ください。)
溶岩は「破片(はへん)」である。
ジョディオたちが岸辺露伴から授かった「溶岩」は、あくまで溶岩の一部である破片(はへん)であり、HOWLER(ハウラー)社が所有するファラライ山の上の方にはきっと、もっと大きな溶岩があるに違いないと、チャーミングマンは言います。
チャーミングマンが語る金目のモノを引き寄せる「溶岩」の力に次第に魅かれていくメリル・メイ・チーは…
「溶岩」がお金を生むシステムを作るとして、ある計画を企てます。それは…
溶岩があるとされるファラライ山の所有権を「溶岩」を使って、インフラ整備会社『HOWLER(ハウラー)』から全て奪うという計画。
その計画にジョディオたちがのれば、1人につき20億ドルの報酬をメリル・メイ・チーは約束します。
ジョディオたちがやるべきことは、インフラ整備会社「HOWLER(ハウラー)」からファラライ山の所有権を奪うこと。
そのやり方は、所有権を物理的に“奪う”、のではなく、「溶岩」を所有権に近づける というもの。
ファラライ山の所有権に
溶岩を近づけること。
それが、ジョディオたちがやるべき次の任務となりました。
まとめ
第13話では、主人公 ジョディオが11歳、兄のドラゴナ・ジョースターが14歳のときに起こった「理不尽」、「不条理」な出来事が描かれ、それをきっかけとして出会った現ボス メリル・メイ・チーが、金目のモノを引き寄せる謎の「溶岩」が流れ落ちた場所「ファラライ山」の所有権と、ファラライ山を所有しているインフラ整備会社『HOWLER(ハウラー)』を、溶岩の能力を使って自分のモノにしようと企む様子が描かれています。
この続きは第14話をご覧ください。