2023年2月17日から月刊ウルトラジャンプにて連載開始となったジョジョの第9部「The JOJO Lands(ジョジョランズ)」。
本記事では「The JOJO Lands」の第1話のあらすじを紹介しています。気になる方は最後まで是非ご覧ください。
ジョジョの奇妙な冒険の9作目にあたる本作の舞台は、太平洋に浮かぶ火山の島『ハワイ島』。
そのハワイ島の島々を舞台に、主人公である“ジョディオ・ジョースター”は、若干15歳の少年であるにもかかわらず、『大富豪になる』という野望を胸に秘めています。
ジョディオ・ジョースターが“大富豪になりたい”のはなぜか・・・。
その理由は、単に「大金を稼ぐ」ということではなく、
-この世の仕組みの頂点に立つ-
ためだと、彼(ジョディオ)は語っています。
そして、ジョディオの“この世の仕組みの頂点に立つ”ための手段として、ある依頼をボスであるメリル・メイ・チーから引き受けることになります。
しかし、のちに彼(ジョディオ)は語ります。
この依頼が想像以上に過酷なものであったことを・・・。
▶第1話 あらすじ◀
▶第2話 あらすじ◀
▶第3話 あらすじ◀
▶第4話 あらすじ◀
▶第5話 あらすじ◀
コミック1巻
第1話~第4話
第1話「仕組み」 あらすじ
第1話は、主人公であるジョディオ・ジョースターが、3つ年上の兄である「ドラゴナ・ジョースター」が運転するトラックの助手席に乗り、走行しているシーンから物語は始まります。
▼主人公であるジョディオ・ジョースターについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
▼ジョディオの兄 ドラゴナ・ジョースターについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
始まり(序章)
兄ドラゴナが運転するトラックが、急にパトカーに呼び止められます。
パトカーから出てきた警官Aは、ドラゴナに“フラついて運転していた”との難癖(なんくせ)を持ち掛け、職務質問をしようとします。
警官Aはドラゴナに対して免許証の確認、さらに車の外に出るように指示するなり、武器や薬物の所持などがないか身体検査をし始めます。
必要以上にドラゴナの体に触れる警官。
それを助手席でみていたジョディオは、身に余る警官Aの卑猥な行為に見かねて、ついに車から降りて警官に言い放ちます。
“兄さんの身体から手をどけろ”
その様子をみていたもう一人の警官Bが、ジョディオに警告します。
警官B:「小僧、車内に戻れっ!」
警官Bの怒号を無視して、ジョディオは車のドア越しに警官Aに抑えつけられている兄ドラゴナの元に向かいます。
警官B:「ひざまずけーっ!!」
警告しても一向に車に戻ろうとしないジョディオへ、警官Bは拳銃を向けます。同時に、ドラゴナを押さえつける警官Aも、向かってくるジョディオに拳銃を向けます。
拳銃を2人の警官から向けられても、躊躇することなく兄ドラゴナの元へ向かうジョディオ。
警官Bはジョディオに近寄り、銃を向けながらジョディオの襟を掴みます。
すると、警官Bが掴んだ手の甲に雨粒のようなものが数滴、落ちます。
その瞬間。
グシャッ…
▼警官Bは地面に叩きつけられます。
バキバキ…
メギッメギッ…
メギョメギョ…
雨粒のようなモノが警官Bの身体中にポトポトと数十滴落ちるたび、その部分は大きく凹み、えぐれ、警官Bha地面に叩きつけられたまま絶鳴します。
ジョディオのスタンド(11月の雨)の出現
ジョディオのスタンド(11月の雨 ノーベンバー・レイン)が現れます。
警官Bが急に地面に叩きつけられ絶鳴するのを目の当りにした警官A。
警官A:「何をやった?おまえがやったのか???💦」
もちろん警官Aにはジョディオのスタンド「11月の雨(ノーベンバー・レイン)」の姿は見えません。
ノーベンバー・レインの正体
↓↓↓
傘のような不気味な姿
恐怖におののく警官Aは、すぐ目の前に迫るジョディオに対し拳銃を向けます。
ドラゴナは警官Aがジョディオの方へ意識がいったその瞬間を見逃しませんでした。
ドラゴナのスタンド(スムース・オペレイターズ)の出現
▼ドラゴナは背を向けた警官Aの顔をそっと右手で撫でます。
▼次の瞬間、警官Aの両目が顔からずり落ちます。
警官Aが打ち放った拳銃の弾の軌道は、ジョディオから大きく反れてトラックのバックミラーに命中。
その後、雨粒のような物体が身体にポツポツと落ちてきて警官Bと同様、警官Aも殺られてしまいます。
そのまま地面に突っ伏した警官Aを、怒りに任せて蹴り上げるジョディオを制する兄ドラゴナ。
こうした場面から、ジョディオの性格は感情を抑えきれないタイプだと思われる一方で、パトカーに火をつけ証拠を隠滅しようとする姿勢は、なんとも冷静。
▼それに便乗するように、ドラゴナは自分のスタンド「スムース・オペレイターズ」を使い、トラックのプレートを別のナンバーへ替えてしまいます。
▼同じように、偽造した免許証も。
麻薬の密売
2人の警官を殺し、ジョディオとドラゴナが向かった先は、麻薬の受け渡し場所。
▼ジョディオとドラゴナは兄弟そろって、麻薬の運び屋をやっているようです。
「バーバラ・ジョースター」 の登場
ジョディオ・ジョースターとドラゴナ・ジョースターの母親は「バーバラ・アン・ジョースター」。
バーバラはシングルマザー、女手ひとつでジョディオたち兄弟を育てています。
毎朝7時15分の起床と洗濯、朝食としてトーストとフルーツにハム、7分のゆで卵、もしくはフライドエッグ、焼いたブロッコリーを用意した後、家族におはようのキスをすることが毎日の日課のよう。
バーバラは朝の身支度を整えると、空港免税店へ勤務のために毎朝8時6分発のバスに間に合うように家を出ます。
すると、どこからともなく近所の見知らぬ少年がバーバラのもとへやってきて、手荷物をもったり、雨が降る日は傘をさしたりと、バーバラの世話をします。
その理由は、ジョディオやドラゴナがバーバラの身の安全を保障しているからだと、ジョディオは語ります。
「ドラゴナ・ジョースター」の登場
ドラゴナ・ジョースターは18歳。ジョディオよりも3つ年上の兄です。
ドラゴナは、毎朝海岸までジョギングし、朝食には「スイカ」だけを食べます。
ドラゴナにはインドのヨガのインストラクターから聞いた言葉を大好きな座右の銘にしています。
決して無理はしないけど
あきらめる事もしない
ドラゴナは女性のファッションが好きで、「アイコアイコ」というカリヒのファッションブティックの店員として働いています。胸は美容注射によるふくらみがあり、容姿そのものは女性のようにみえます。
ジョディオの両親とその家系
ジョディオ兄弟の両親は、本土アトランティックシティからハワイ州のホノルルに移住してきました。
父親は不明、母親はバーバラ・アン・ジョースターです。
ジョディオとドラゴナの母バーバラは、ジョセフ・ジョースターとスージーQの間に生まれた娘で、姉妹に吉良・ホリーがいます。
謎の少年の登場
ジョディオは通学バスの中で、ある少年に「麻薬」を持っていることを感づかれます。
バスから降りるや否や、ジョディオはその少年に学校の中庭にあるマッキンリー大統領の方角に向かうように指示し、少年の胸ポケットからお金を受け取ります。
ジョディオから指示された方角へ向かう少年の横をキックバイクに乗ったパコ・ラブランテスが囁いた場所に、ソレ(=麻薬)がありました。
謎の少年は麻薬を手にします。
ジョディオが「仕組み」に拘る理由
ジョディオ・ジョースターは若干15歳の少年で、学校に通っていますが、ジョディオは学校に行くのは『仕組み(メカニズム)』を知り、その頂点に立つため、と語っています。
目に見えない「仕組み」のことをジョディオが初めて知り得たのは11歳のとき。
ジョディオは11歳のとき、パシリでモノを「運んで」、誰かに「渡す」、それだけの役割でお金を貰えるだけでなく、認められ信用される存在になれることを経験します。
このとき、ジョディオは信用に「仕組み」の力を感じます。
そしてジョディオは「仕組み」のメカニズムを知るために、大富豪になることを決心します。
ー仕組み(メカニズム)ー
それは、普遍的でジョディオはその「仕組み」の頂点に立つことを決意します。
「パコ・ラブランテス」の登場
腹筋がバッキバキの19歳、パコ・ラブランテスが登場します。
パコ・ラブランテスはジョディオより4歳年上ですが、同じ高校に通う青年です。
ジョディオはパコ・ラブランテスがスタンド使いで、その能力が「異常に発達した筋肉で物を掴むことができる」ということを知っています。
パコ・ラブランテスは、そのスタンド能力を使い、ファッションブティック「アイコアイコ」で財布やアクセサリーを盗むところをドラゴナ・ジョースターに見つかるシーンが第1話で描かれています。
「メリル・メイ・チー」の登場
ジョディオとパコ・ラブランテスはドラゴナ・ジョースターが務めるファッションブティック「アイコアイコ」に招集されます。
招集したのは、ジョディオの学校の校長である『メリル・メイ・チー』。
メリル・メイ・チーは本業は学校の校長、副業では「アイコアイコ」の経営をしています。
メリル・メイ・チーは「アイコアイコ」店の服やグッズのデザインも手掛けていて、その才能はジョディオも認めるほどの実力です。
そしてメリル・メイ・チーにはさらに裏の顔があります。
天然ダイヤモンドを盗む依頼
ジョディオたちがメリル・メイ・チーに招集された理由。
それは1個600万ドルする天然ダイヤモンドを、ハワイ島に観光で入国した日本人の別荘から盗むため。
メリル・メイ・チーは、ジョディオ・ドラゴナ・パコの3人に、直径が23mmの天然ダイヤモンドを報酬12万ドルで日本人の別荘から盗んでくるように依頼します。
ジョディオら3人はその依頼に応じます。
600万ドルの天然ダイヤモンドの在処は、一人の金持ち日本人がハワイ島のセキュリティシステム レベル2の別荘に持ち込むとの情報。
その日本人のハワイ島での滞在日数は残り12日。
ジョディオたち3人は果たしてダイヤを盗み、メリル・メイ・チーのもとに届けることができるのでしょうか。
謎の少年 チームに加わる
ジョディオたち3人は、メリル・メイ・チーの依頼「天然ダイヤモンド窃盗作戦」に賛同します。
するとメリル・メイ・チーからは、ジョディオ・ドラゴナ・パコ以外にもう一人窃盗チームに加えるように指示します。
そのもう一人とは、なんとジョディオが通学バスの中で会った“謎の少年”でした。
ファーストフードを食べながら「チィィィィィース!」と軽率な挨拶をする少年。
ジョディオたちからすると信用できない存在ですが、メリル・メイ・チーは「いい生徒できっと役に立つ」とジョディオたちを諭します。
こうして、ジョディオは、ドラゴナ・ジョースターとパコ・ラブランテス、そして謎の少年とともに、メリル・メイ・チーから依頼された天然ダイヤモンド窃盗作戦を仕事として受けることになります。
しかしここで、ジョディオは語ります。
このミッションには3人では達成できなったこと、つまり謎の少年が必要であったことを。
第2話へとつづく
まとめ
本記事では、The JOJO Landsの第1話に関するあらすじの一部始終を全て紹介しています。
第1話「仕組み(メカニズム)」では、主人公であるジョディオ・ジョースターがなぜ大富豪になりたいのか、その真の目的と、ジョディオ自身のスタンド能力、そしてジョディオの兄「ドラゴナ・ジョースター」とその仲間たち、ジョディオに課せられた最初のミッション『天然ダイヤモンド窃盗作戦』についてくわしく書かれています。